2009年09月03日

雲外蒼天

今年の夏休みは富士山に登ってきました。
富士山に登るのは2年前の夏以来、2度目です。




富士山の主な登山口は4つあります。
前回登ったのは河口湖口。4つの登山口の中で最も人気の登山口です。
初めての富士登山で選ぶ登山口としては無難な選択と言えます。

今回は須走口で登ります。
須走口は河口湖口から登る場合に比べると低い位置から登ることになります。距離は若干伸びるものの、大部分が岩や砂利道の富士登山には珍しく、密林地帯を抜けて登るルートになります。




普通、登山といえば日中が活動時間帯です。日が暮れてからの移動は遭難などの事故の可能性を増大させるため危険であり推奨されません。
ところが、富士登山というのは夜間登山がポピュラーである点が特徴です。人気の秘密は「富士山頂で御来光」です。

自分も御来光目指して夜間登山してきました。




富士山は5合目まで車で行くことができます。
自分は大きなリュックを背負ってバイクで5合目を目指します。

須走口1合目

↑ 須走口5合目に続く道です。自衛隊の演習場脇を抜けて一気に登って行きます。
真夏の盛り、暑いので半袖姿でしたが、高度が上がっていくのが肌に当たる風によって体感できます。涼しいというよりもむしろ寒い。


須走口5合目

↑ 須走口5合目です。
到着したからといって、すぐに登り始めてはいけません。5合目でノンビリ準備して高地の酸素濃度に体を慣らす必要があります。
1時間くらいノンビリして、午後7時半。そろそろ出発と思ったら、すっかり日が暮れて周りは真っ暗でした。
しまった〜っ。須走口の魅力の一つは5合目から始まる密林地帯の景色の良さなのに、こんなに暗くては意味ありません。


最近、富士登山がブームだそうです。今年の夏も何十万人もの人が富士山を訪れたそうです。河口湖口ならば独り登山でも周りに人がいるため(むしろ多すぎて邪魔なくらい)、道に迷うことはありえないのですが、一転、須走口は予想以上に人気がありません。真っ暗な山道で道に迷いそう。心細いよぅ…。

でも独りがかえってラッキーな場合もあります。
富士登山で大事なことは、自分のペースで登ることだと思います。
急な道や足場の悪い道、その上空気が薄い。少し無理すれば、すぐに息が上がってしまいます。息が上がるということは体が普段以上に酸素を欲していることを意味します。しかし空気の薄い環境です。あっという間に酸欠状態=高山病に陥ることになります。

高山病は辛いです。自分も前回、7合目あたりから高山病に悩まされました。自分の場合は息苦しさはもちろん、頭痛が激しく、その場にいることだけでも苦痛でした。

2年前の経験から、今回はゆっくり登ることを心掛けました。
ゆっくり登れば、体に負担をかけずに、高度に体を慣らしながら登ることができます。
グループで登山の場合、周りのペースに合わせようとして無理をしてしまうことがありますが、独りならばマイペースを維持できます。マイペース、大事です。

頂上到着!

↑ 午前3時45分、山頂到着。写っているのは富士山頂の狛犬と鳥居です。
休憩を入れて8時間以上かかりました。標準所有時間は5時間30分程度(休憩時間を含まず)だそうです。標準時間というのは登山に慣れたスポーツマンの場合の時間なので、オタク系で運動不足な自分の場合は妥当な時間ではないでしょうか。

頂上で場所取りして御来光を待ちます。
日の出前の富士山頂はとても寒いです。夏だというのに気温は1桁です。

御来光

↑ 4時30分ごろから東の空が赤く染まり始め、5時10分にようやく太陽が顔を出しました。

日の出

↑ 御来光を背景に記念撮影する人、御来光に見入る人、いろいろです。
この写真は2年前の写真です。このときは日の出までに頂上に着くことができずに、8.5合目くらいで御来光でした。
頂上でなくても御来光は綺麗に見えます。(↓ 2年前に8.5合目から撮った御来光です。)

日の出


日の出前の8合目以降は、頂上を目指す人で登山道は物凄く混み合います。見た目はほとんど変わりませんから、無理に頂上を目指す必要はないと思います。

↓ 日の出後、頂上を目指す人の列。(上に見える鳥居は頂上の鳥居ではありません。9合目の鳥居です。)
これが頂上まで延々と続いています。

富士登山





さて、富士山といば御来光が魅力であることは言うまでもありませんが、それに匹敵する魅力の一つが雲海です。
頭上に広がる青空。眼下には遥か彼方まで続く白い雲。
寒い中、高山病に苦しみながら辿り着いた富士山頂だからこその光景、涙が落ちるほどの絶景です。(リアルに涙がでました…)

雲海

↑ 今年の雲海です。複数の写真をつなげてパノラマ写真にしてみました。

雲海

雲海





富士山のホントの頂上はどこか知っていますか?
河口湖や須走口から登った場合は火口の反対側、剣が峰と呼ばれる3776.2メートル地点を目指して、一周約3kmの山頂部分をお鉢巡りに出発です。

馬の背

↑ 剣が峰の手前には最後の難所、馬の背が待っています。斜面が急なうえに砂礫の足場なので滑ります。


記念写真

↑ 剣が峰。正真正銘、日本で一番高い場所です。
馬鹿と煙は高い場所が好きなので、珍しく記念写真撮ってもらいました。(恥ずかしいので小さく…)





下山

↑ 帰りは長い長い下り坂です。雲の中に歩いていくような雰囲気です。
家に着くまでが富士登山ですよ。

posted by hiraku at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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